日記

双極性障害徒然日記

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数日後の休みに

焼肉へ行こう!とLINEで約束をしました。

同じチームでもあるから、

休日は同じ。

 

ご飯仲間+仕事で稼ぎたい仲間ができ、

私はとても嬉しかった。

 

LINE交換するまで、

仕事以外のことで話すことは

あまりなかったけど

皆様が想像するように

少しだけ、気持ちの距離は近くなりました。

 

でも、私は当時ワーカホリックな人だったので(双極性障害躁状態はさらにです)

 

結果重視の外資系会社でしか

働いたことがないのも、

私は良かったと当時は思ってます。

 

 

仕事中は結果を求められることと、

「どうせ私なんか」という気持ちもあったし

浮かれては「まだ」なかったです。

(彼のほうは付き合った後、私はツンデレだと思って逆に燃えたらしいです…不思議だ)

 

自慢を少しさせてください。

私が勤めていた会社は

全社員、成績のランキングがあります。

 

私はチームの中ではいつも一番でした。

けど、全体では80人中10番くらいで

毎月、TARGETを超えるタイプでした。

私はプライベートが

ジェットコースターのような気持ちの

持ち主なので

成績だけはTARGET超えて当たり前。

それを毎月コンスタントにあげていくことと

クライアントのニーズに合った仕事が

好きな仕事のやり方でした。

 

彼は真逆です笑

ランキングも一番になったり、

TARGETを落とすときと、

成績だけでは波がありました。

(まぁ、調子乗りなとこがあって油断したらTARGETを落とす。TARGET落とすとやっぱり悔しいので、次月は一番になるの繰り返しでした)

 

一番になるときは、

ドン引きするくらいの成績です。

でも、TARGET落としても

真ん中くらいの位置ではあったことや

私達、社員みんなそれぞれ個性も強い人の集まりだったので

私はそんな彼も彼で、正解な仕事なんだと

偉そうなことを思ってました。

 

でも、チームリーダーはそうはいきません笑

チームリーダーも、

社員と同様、ランキングされます。

 

毎回と言っていいほど、

一位になるリーダーがいました。

このリーダーも尊敬はしてます。

数字に伸び悩む社員の数字を出させる腕がある唯一の方です。

 

この仕事をよく知り、

その人をよく観て、

けして数字に妥協をしないストイックなタイプです。

 

数字に対しての意識は、

いつもトップのリーダーとは

喫煙所とか

ミニ会議みたいな場面でよく

「〇〇の同期はどんな人?成績あげさせたいんだよね」と

イチ社員の私にでも、聴くくらい

変なプライドはナイ方です。

だからなのか、よく仕事の話しでは

ウマが合いました。

 

話しが脱線しましたが、

私は入社半年してから退職するまで

ほぼ同じリーダーでした。

別チームにいくこともたまにありました。

リーダーが変わることももちろんあります。

私としては、

リーダーが変わると成績を落とすのは

長年お世話になっているリーダーの

コーチングが評価されないと思っていたので

どのチームに行っても

成績は安定させるだけでなく、

逆に上げる気持ちもありました。

 

そのくらい、素晴らしい方です。

妹のように可愛がってくれたり、

双極性障害のことも会社にはカミングアウトしていたので、

この上司なくしては私は仕事を続けられなかったと確信してます。

 

そんな焼肉へ行く前日は、

ちょうど月末で

同じチームの彼はTARGETを落としてました。

顔には出さない彼ですが、

ものすごく負けず嫌いです。。

(人と勝負というより、自分に負けるのが嫌なタイプの負けず嫌いです)

そこで、チームリーダーは

素質のある社員はやはり見抜きます。

もちろん、一人ひとりの個性を重視していて

「〇〇ちゃん、今月もお疲れ様。来月の作戦なんだけど、成績の伸び悩んでるメンバーは

みんな男だから、〇〇ちゃん、いつもどおりお願いしたい。理由は、成績伸び悩むメンバーみんなに俺(リーダー)から、発破かける作戦もたまにはやってみようかなと思うけどどう思う?」と、嬉しい相談を持ちかけてくれました。

ただ、リーダーは策士のような計算高いところとは遠いところにある本当にいい人で笑

 

その尊敬するリーダーは人格者です。

リーダーの熱い気持ちに

メンバーはついていってるチームです。

もちろん、リーダーになるくらいなので

ある程度の計算高さはあるのも

わかってはいます。

私が入社半年間は、リーダーでなく

私と同じようなイチ社員でした。

もちろん成績ランキングに同じように

名前が入ってました。

 

ただ、私は会社は違ってもずっと同じ業界の人だったので

同期でも一番先にOJTをクリアし

成績も一番でした。

黙々と一人でやるタイプなので

周りを気にしないというシビアな世界です。

それを知っていたことと、

私は人よりも何十倍も努力しないと

普通になれないという危機感でしか

臨んでいなかったので、

一番は目指していなかったです。

というか、どうでも良かった。

ラッキーパンチですね笑

(嫌味に聴こえますよね、普通。でも、それくらいの危機感でないと私は仕事やれません)

 

もちろん、成績だけみたら

尊敬するリーダーより良かったです。

 

でも、私は入社半年間、

この方はリーダーとして立場を持ったほうが

絶対、人を育てられると

これまで歩んできた会社の上司を観て

すごーく思ってました。

 

リーダー試験はなぜか何回か落ちてると言っていたのですが、

リーダー試験合格し、

なぜか不思議なもので私事のように

嬉しかったですし、

社員も全員(たぶん)同じように喜んでました。

 

そして、リーダーとしての初仕事としての

部下が私含め、8名です。

初期メンバーになれたのは嬉しいですが、

双極性障害な私が足を引っ張るのではと

そこだけネックでした。

でも、会社の方針だからと言葉にはもちろんしません。

これは、退職時に聴いたのですが

私をメンバーにすると決めたのは

OJTで私を一番にしてくれた上司です。

 

嬉しいですよね、取り扱いの難しい私だと思っていた分、嬉しいです。

 

またまた、話しは脱線しました^^;

その尊敬するリーダーの作戦は

私の自尊心も満たされるというか

必要としてくれてる感じが気持ちの安定にもなり、私はただ、いつも通りやるだけですと

めったに出ない笑顔が自然と出ました。

チームのみんなが楽しく仕事ができるというのが、モットーなリーダーなので

リーダーらしい作戦だと

私は大賛成でした。

プラス、私はどのチームにいっても

どこの会社にいても

その役割しかできません。

リーダーなんて、到底無理。

でも、輝人材を気づかないリーダーは

多いのもどこか仕方ないのかなって思ってました。リーダーになって見えなくなるモノもあるのもわかってました。

だから、イチ社員でその役割をしたかった。

ただのイチ社員ではカンフル剤にはなりません。

エースでしかできない役割です。

チームの為。チーム一人ひとりの為。

これはこの業界しか知らない私は

知ってました。

 

この業界に入って上にいくことを

目指したけど

私の性格的には違うって気づく瞬間がありました。

リーダーでも、最低限の成績は出せることは

クリアできても

人は私についてこない笑

なら。絶対的エースになろうと前会社で決めていたので、OJTで成績でも社員になるのも一番になるのは私の中の絶対条件でした。

虎視眈々とです。

 

チームには、エースは必要だと

私は思ってます。

ドン引きするくらいの

成績とクライアントへのニーズを早めにキャッチするスキルと、質。

チームの為。チームひとりの為。

せっかくやるなら一番の景色を見せる力。

それと、誰よりも最後まで諦めない姿勢。

挑戦する勇気。行動で証明し、

チームメンバーの心を動かす明るさ。

 

エースはある程度サジ加減を知らないと

いけないと思ってます。

 

タイミングを見て

成績があがらずひねくれてしまうメンバーも

中にはいます。

そこが難しいんです。

みんなが本気だとそうはなりませんが。

毎月、そうはなりません。

 

だから、私をエースとして選んで下さったのは感謝しかありません。

私はこの仕事が如何に面白いかを知ってしまってて、

それを一人でも多く伝えたかった。

上司は私の心が見えてる(というかわかりやすいんでしょうね…)

次月のリーダーの作戦話しは次回で。

 

今日の最後に。

焼肉は結局いかず、

タコライスを食べにいきました。

というのも…

私があまりに緊張しすぎて(情けない)

焼肉、食べられそうになかったんです。

 

というか、焼肉行く前に

彼が海を見に行こうとなり、

「やったー」と小学生並な返事で

海到着。

 

散歩もできるきれいなとこなので

私はいつも通りぼーっとだらだらと歩いてました。

そしたら、いきなり抱きしめられ…

動揺しまくりで、海見たあとの彼が運転する車の中では、

彼が後々言うには、喋りまくって動揺させてしまったと。

当たり前だ!と私は強めのツッコミで

彼は爆笑してました。

 

というか、彼は笑いのハードル低いのでお笑い番組観てたり、面白いか?と思うようなことでも爆笑してました。

 

それは、彼の本質的に幸せであろうという強さのあらわれです。

 

本当は彼は泣きたくなるくらい辛い出来事があって。笑っていても、心は泣いていたのは

抱きしめられたとき、気づいてしまった…

この感覚がどうか私の勘違いでありますように…と願うように思っていました。

 

でも、嫌な予感に限って当たるものです。

彼の心は悲しい涙でグチャグチャでした。

 

私も理由はもちろん違うけど

同じで心は悲しみで潰れそうなことが

プライベートで重なっていたので

彼の気持ちがグーッと伝わってきて

焼肉食べられなかった。

 

お互い気づいていたけど

笑っていたね。

 

タコライス食べて

私は夜の海がみたくなり、彼に連れていってもらいました。

 

自然はどんな人にも厳しくて

優しい。

だから、私は安心すると伝えた。

暗くてよく見えなかったけど

うん。と返事してくれたね。

 

彼と初めてキスをしました。

お互いをなぐさめるキスだったのかな。

私は愛情あったよ。

 

続く。